2014年2月28日金曜日

滑られるか、双眼鏡で目視確認 - 泉ヶ岳スキー場 (宮城県)

昭和63年2月20日滑走(雪が少なし)

政令指定都市、仙台の近郊にあるスキー場です。
付近は、この山を中心にアウトドアのスポーツが楽しめます。

中でも冬場は、スキー・スノボーですね。
ただ、斜面が南東側に開けているのと標高がありません。

このため、当時は積雪量も少なく滑走期間も限られました。
滑った時点ですが、天然雪に依存する状況です。

後年、スノーマシンが流行りましたが、それすら見当たらなかった。
もし、人口降雪機があったのなら、お茶の子さいさいだったはずですよ。

まあ、表日本の宮城県は、東北地方でも温暖な土地柄です。
米どころ、仙台平野は雪が降ってもすぐ解けてしまいます。

それでも山間部に分け入れば、雪は多少でも降り残ります。
ただ、量は限られまして、積もるかどうか立地条件次第でしょう。

ですので、このスキー場は北国の割りに条件が厳しいのでした。
それで、滑られるかどうかの見極めなんです。

ひとつは、地元紙”河北新報”に載るゲレンデ情報欄です。
”-”と表記を見たら、先ず滑られない。

三十年近く前の話ですから、役立つメディアが数少ない。
残る手立ては、双眼鏡が重宝しました。

晴れた日、見晴らしのよい所からスキー場を観望するのです。
ゲレンデが白く変わっていればかなり有望でした。

倍率次第では、滑っている人も確認できたりして、いざ出かけます。
ただ、正月を過ぎても、結構、滑られない日が多い

他方、ここのスキー場開きは、例年、テレビニュースになっていました。
でも、それは単なる恒例行事のことです。

地肌も丸出しで、本当の初すべりにはならなかった。
これは、仙台近郊の多賀城市に住んでいた当時の思い出です。

この御膝元のスキー場には、滑るまでにかなり苛立ちました。
だから、後年、この奥にスプリングバレイスキー場が開かれたのだと思います。

おまけ:

リフト券裏面の庄司燃料店ENEOS系は、ちゃんと営業中のようです。


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2014年2月27日木曜日

行きはよいよい帰りはこわい - かぐら・みつまたスキー場 (新潟県)

グーグルドライブはこちらから

これは、スキー場の合体メカといってよいでしょう。
どうみたって、それぞれが独立したスロープ群の構成です。

それを大きいスケールに見立てるのでくっつけた。
そんな印象の強いスキー場のいでたちでした。

ただ、上越の中では規模でかなり勝ります。
代表格のスキー場と称してよいでしょう。

先ず、リフト券を見てもかぐら・田代・みつまたです。
ひとつに括って、ご自由に滑走しろなのでしょう。

確かに、連絡コースも楽しく滑れば、すっと隣に移ります。
ただ、時間次第で恨めしや、止まるリフトが現れる。

ゲレンデの上り下りを頭に叩き込むのが賢明なのだ。
さもないと、スキーを担いでゲレンデを奮闘し登るのです。

スキーシーズン真っ盛りの三十年前、そんな思い出もあります。
なので、安易なゲレンデガイドブックに依存してはいけない。

さもないとお帰りのロープウェーに乗り遅れますよ。
なので、ここは地形を十二分に頭を叩き込みましょう。

グーグルドライブはこちらから

昭文社の山と高原地図は、このエリアをカバーしています。
”28:谷川岳・苗場山・武尊山”がそうです。

上は該当する部分だけをピックアップしてみました。
地図全体を眺めれば、スキー場の位置関係が良くわかります。

それで、地図の右上には”みつまたスキー場”とあります。
かぐらは別のスキー場みたいです。

なぜかというと、ロープウェーであがったらみつまたゲレンデです。
このゲレンデ上部までリフトで上がると、向山(標高1056m)です。

つまり、ここがピークであって、反対側へ滑り終えれば、かぐらスキー場です。
ご覧のとおり、この地図でも別々にスキー場が表記されています。

なるほど、かぐらは別のスキー場なんだ。
だって、ゴンドラに乗るまでリフトあり滑りありなんだもん。

ちょっと、待ってくださいよ。
となれば、ロープウェーに戻りたきゃ、向山まで登るのだ。

当然、登行リフトは設けられています。
ですが、終了時間が問題でして間に合わせないといけない。

もし乗り遅れたら、あきらめてスキーを担いで登りましょう。
でも、ロープウェーはスキーヤーにお慈悲と情けを掛けてくださる。

乗りこぼしのドジ連中が戻れる頃まで、運行が続きます。
こうして、かぐらは、行きはよいよい、帰りは怖いのでありました。

自分も一度、このドつぼにはまりました。
距離的には短そうでも、地図で読む限り標高差百メーターです。

滑りまくってへとへとになっても、最後の難関が壁に見えるのでした。
こうして、体育会系の乗りでガチンコに登らざるを得ませんでした。

それでも、かぐらスキー場はシーズンが長いし、雪質も上等です。
何しろ、標高二千メーターのかぐら峰直下まで、コースなのです。

田代コースへもスムーズに連絡して、バリエーションもある。
五月連休には、春スキーが楽しめまて最高ですよ。

だけど、くれぐれもリフトの運行時間には気をつけてください。
そんな思い出深い(不快?)スキー場なのでした。


おまけ: 
新潟県観光協会が発行した’94ゲレンデマップによると、スキー場はかぐら・みつまた、かぐら・田代と、二つのスキー場に分類してます。
常識的な区分だと思いました。



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2014年2月26日水曜日

今は雪だるま温泉もあるよ! - キューピットバレイスキー場 (新潟県)

平成3年12月14日滑走

スキー場の施設自体がオープンで、その初滑走日に滑ったのです。
しかも、その日は運良く土曜日の休みと重なり、うってつけでした。

このため、首都圏から張り切って駆けつけました。
高速を使っても、確か六時間以上、ぶっ続けの運転で疲れました。

記憶では、積雪が40センチでまとまった雪になったと思います。
週の水曜日ごろから、シベリア寒気団が日本へ近づきました。

その年は暖冬でして、スキー場も待望の雪だったようです。
前日の金曜日に電話を掛けましたが、オープンの明るく弾む声が聞けました。

それで、スキー場の施設が何から何まで全ておニューです。
手垢のついていないってのは、とても新鮮でウキウキして来ます。

到着したのが朝の八時過ぎで、まずセンターハウス館内を物色します。
そのとき、パンフを手にしましたが、漫画家レイモンペイネが紹介されていました。



このフランスの漫画家は、日本でも人気があり軽井沢に美術館が開かれました。
恋するカップルのイラストがとても愛らしく、今でも世界中にファンがいます。

きっと、カップルのスキー客をターゲットに取り込みたかったはずです。
そのコンセプトを具体的に表現しようと、スキー場のロゴを工夫しました。

ロゴの書体といい、ペイネ氏のイラストと言い洗練されしゃれています。
当時としては、ここまで文化的なCI(コーポレートアイデンティティー)を採用したのも際立つ。


画期的でして、その頃のゲレンデガイドブックなんかでも紹介されていました。
だから、初すべりを狙っていたのですよ。

実際には、どんなリゾートなのか、雰囲気を確かめてみたい気持ちもありました。
滑ってみましたけど、こういったコンセプトにガッツなゲレンデは無用でしょう。

初中級者向けに、視界の良く見渡せる広いゲレンデがデザインされていました。
まあ、自分としては滑りに物足りなかったのですが、オープン初日に満足しました。

後年、夏時分に訪れたときには、ゆきだるま温泉の日帰り施設を楽しみました。
通年型リゾートとして、工夫を凝らしているあたり知恵を絞っている感じもします。

グーグルドライブはこちらから

それで、後年はモチーフが変わりまして、雪だるまのゆるキャラになっていました。
ここで、愛をはぐくんだカップルも、今は幸せな家族になっているということでしょう。

子供たちとログハウスに泊まって、雪だるまを作ったりソリ遊びをする。
時間とともに、スキー場だって変わっていくものです。

そんなスキー場の変化というか、発展を見た感じもしたスキー場なのでした。


おまけ:(ゲレンデマップは(中03))
キューピッドバレイ・パンフ(中01)
キューピッドバレイ・パンフ(中02)
キューピッドバレイ・パンフ(中03)
キューピッドバレイ・パンフ(中04)
キューピッドバレイ・パンフ(裏)


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2014年2月25日火曜日

無料開放中なのがグー - 三島町民スキー場 (福島県)

広報みしま、今シーズンオープン情報

このスキー場、今現在、無料開放です。
地域住民の健康増進が目的になっています。

ですので、リフト券がないようです。
確か、奥会津のスキー場めぐりをしていた時です。

只見川の河畔に、市街がありました。
自動車を運転しながら、チラッと林間に隙間が見えたのです。

原色のウエアを着込んだ子供たちがいたような気がしました。
何となく雪の原っぱが広がっていた気もします。

これはひょっとしてゲレンデかもしれない。
スキー場だったのではないか。

そう思い直して、探し当ててみようと思い立ちました。
行き先の立て札も路側に見当たらない。

ただ、それらしきと思った方角に車を走らせてみます。
細い林道に入って住宅地を抜けると、どん詰まりです。

でも、そこに子供たちがキャッキャッと遊びまわっていました。
スキーを履いている小学生、プラスチックそりに乗る児童。

ご父兄も来ていまして、たいそうな賑わいです。
リフトは、簡単なJバーだけが設置されていました。

監視小屋の方に聞いたのですが、オープン初日でした。
料金は不要で、好きなだけ乗れといわれました。

それで、子供たちと一緒に乗り場で並びます。
三十人ほどが列を成して並びますが、それも楽しみです。

195センチの平板スキーを履いても、行儀よく並ぶわけです。
バーにつかまるのは、百メーター程度だったでしょうか。

そんなかんだで、滑ってきました。
でも、滑走記念になるものがありません。

入湯券、平成5年12月30日滑走

ただ、ここは温泉地として有名らしく、旅館の看板もありました。
市街に戻れば、近所に日帰り温泉ぐらいあるだろう。

ここで、お湯に浸かって疲れを先ず癒そう。
次に、入館券を持ち帰れば、それが証拠といえば証拠になる。

確かに持ち帰ってまいりましたよ。
温泉の管理人さんも、スキー場が楽しかったと言うと喜んでくれました。

そんな町民スキー場の思い出です。
今も健在なのが、まことにうれしい限りです。


おまけ:
この日、一日だけで、会津金山→昭和村営→只見→三島町民と滑っています。
よく回れたなーと今になって感慨に浸っています。


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2014年2月24日月曜日

中仙道の難所がゲレンデ - 和田峠国設スキー場 (長野県・諏訪)

平成4年3月7日滑走

天然雪のゲレンデで、滑り心地が最高でした。
新雪が積もれば、フワフワッとした感触が楽しめます。

もちろん、人工降雪機などはありませんでした。
リフト一本、しかも四百メーターに満たない。

実にこじんまりとしたスキー場です。
でも、コースのバリエーションも揃っています。

一日滑ってもそれなりに楽しめんたんじゃないでしょうか。
そして、リフトを降りれば古道、和田峠の頂上に立つこともできます。

グーグルドライブはこちらから

江戸時代、ここは中仙道が通っていました。
標高は千五百メーターを超えています。

あの天下の険と歌われた、東海道の箱根峠は846メーターしかない。
まさに高山地帯を抜ける、難所とも言うべき五街道の一つでした。

それで、スキー場へのアクセスも一風変わっていました。
昔ながらのスキー場へは、旧国道142号線が似つかわしい。

もし有料道路の新和田トンネルを抜けてしまうとどうなるか。
長さ5キロ近いトンネルは、まこと便利ですが味気ないし遠回りです。

旧国道なら、先ずくねくね坂をあがります。
雪道運転もスリル満点で、ずい道前の信号機に到着です。

赤信号なら対向車が通り過ぎるのをじっと待ちます。
これが長いのなんのって、5分くらい待つんじゃないでしょうか。

これも、幅員が自動車一台分強の狭いままなんですね。
国道トンネルなのに交互通行のままになっています。

急ぐ人は、有料道路を通過すれば良いだけなのでしょうか。
青信号でいざスタートしますが、中は暗くてスピードも上げずらい。

諏訪方面から行けば、トンネルを出て間もなく左手に折れます。
せいぜい二百メーターほど上るくらいでしょうか。

こうして、スキー場の駐車場に到着です。
面白いのは、スロープ下のゲレンデ平地は一部道路でした。

なんと観光道路で有名なビーナスラインが横切っていました。
冬季は通行閉鎖でして、それがゲレンデになっています。

頂上には中仙道の道しるべもありました。
こんなに歴史に由緒あるスキー場は、他に無いでしょう。

閉鎖されてしまったこと自体、何とも残念です。
滑っておいて良かったと、素直に思えたスキー場なのでした。


おまけ:
この旧国道トンネルですが、別の有名スポットでもあるらしい。
心霊写真が撮れるというのです。
確かに、トンネル内を通行しているとき、気持ちよくありませんでした。
この他、付近の沢では宝石のガーネットが川底から採取できるようです。


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2014年2月23日日曜日

スベラーズのゲレンデ? - 金谷山スキー場・日本スキー発祥記念資料館 (新潟県)

入館券

二回チャレンジして、行ったら雪がありません。
なので、滑らずのスキー場になっています。

勤め人なので、まとまった休暇は正月休みです。
このため、初回は年末にたどり着きました。

ところが暖かくて雪の気配すら感じられない。
当時は、暖冬が当たり前だったと思います。

そこは、標高百五十メーター足らずの小高い丘です。
平野部に毛の生えたようなもんですから、根雪になるのが遅い。

それでも豪雪地帯に期待して出かけるんですね。
それが見事な空振りになってしまいました。

これに懲りまして、次の突撃は数年後になりました。
しかも、用意周到にと1月中旬を狙って敢行したのです。

でも、雪はあってもゲレンデを覆うには至らなかった。
結局、すぐそばの記念資料館を見学するだけになりました。

このスキー場、まともに滑るには何時行けばよいのかわかりません。
多分、二月に入ったら絶対に滑られるのだろうと思いました。

グーグルドライブはこちらから

ところで、金谷山は、上越市、かつての高田市にあります。
江戸時代、城下町として発展したせいで、町並みにも歴史の重みを感じます、

一方、この資料館のとおり、スキー発祥の地としても高名です。
きっかけは、明治になって陸軍第13師団が置かれたことらしい。

雪国ですから、冬季の軍事教練は重要になります。
速やかに雪中を部隊が移動するにはどうしたらよいか。

敵への偵察行動や山岳地帯の救援活動には、どんな装備が必要か。
結局、スキーは、最初は軍事目的で導入されたと言ってよいでしょう。

これが証拠に、スキーの伝達者はオーストリア陸軍のレルヒ少佐だった分けです。
思い出したのですが、ソチ五輪のジャンプ団体にもレルヒ君がいました。

清水礼留飛選手ですが、銅メダル獲得はすばらしい成績です。
いやはや、色々な思い出が交錯してきます。

悔しさも少しは募る金谷山なのでした。


おまけ:
金谷山ゲレンデマップ
日本スキー発祥記念資料館(中1)
日本スキー発祥記念資料館(中2)
日本スキー発祥記念資料館(裏)
日本スキー発祥記念資料館(スタンプ)


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2014年2月22日土曜日

春になったら行こうよ! - かぐら・田代スキー場 (新潟県)

平成2年5月2日滑走


そう言えば、田代さましって麻薬芸人がいました。
やめられない、とまらない。

かっぱえびせんのキャッチフレーズのとおり再犯を繰り返す。
最後に逮捕されたとき、常習患者特有のなりでした。

顔はやせこけ、ほおにはなにかしらすり傷のような跡が目立ちました。
しかし、何だってこのスキー場を紹介するのに、まさしなんだ。

つい、名前が一致なのでつい連想してしまいました。
このスキー場は、雪の清新さがイメージで全く異なるのです。

どっちかといえば、かぐらみつまたスキー場とサブセット扱いです。
ゲレンデ的には、難コースもありませんし楽しんですべりたい。

乗り入れ方なんですけど、こっちの方が面白い。
直接には、田代ロープウェーであがります。

眼下には二居湖が青い湖面をたたえております。
秋の紅葉ともなれば鑑賞に堪えられそうな気もします。

苗場スキー場から、ドラゴンドラで移動する手段もありますね。
延長距離、5481メーター、日本で最長です。

運行時間は十分くらいかかりました。
長くてかったるくて、暇をもてあましちゃいますけど、ただの移動用です。

ゲレンデゴンドラでないのが、実に残念ではあります。
ですので、スキー場ゴンドラとしては栂池が依然一番なのでした。

最後は、定番のかぐら・みつまたの複合乗り入れです。
ロープウェーであがったら、リフトかかぐらゴンドラへ乗り継ぎます。

それから、高速リフトに乗りなおして連絡コースへ入ります。
これは、実に長い移動ですよ。

たしろスキー場へ行くだけ、まさに耐寒訓練です。
冬の八甲田山、雪中行軍も顔負けにがちがち震えてきます。

ですので、防寒対策は万全なのをアドバイスします。
それで、たどり着いたらそこが田代スキー場でした。

はっきり言って真冬の厳冬期に出かけるのはおすすめしません。
日本海からシベリア寒気団が吹き込んで、いつも吹雪、吹雪です。

これは、井上陽水の”氷の世界”ですよ。
ですので、暖かくなって晴れも増える、3月以降がベストでしょう。

しかも、かなり標高があるから、積雪量も豊富です。
五月連休まで、ばっちり滑走可能なんですね。

半そでTシャツ姿で滑って、休憩にはビールで一杯ですよ。
そんな田代つながりの連想で始まったスキー場なのでした。


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2014年2月21日金曜日

恐怖の乗れずのリフト - ニセコ国際ひらふスキー場 (ニセコマウンテンリゾート・グランヒラフ) (北海道・道央)


初心者はスキー学校に入りませう。


ここで、恐怖のシングル高速リフトを体験しました。
秒速2.4メーターの飛び乗りリフトですよ。

普通、デタッチャブルの高速リフトはどこにでもあります。
二人から四人乗りまで、ビュンビュン運んでくれるものです。

デタッチャブルといいましたが、要するにチェアが切り離し式です。
単純なシングルリフトと違い、山麓・山頂の駅は施設も大掛かりになります。

循環するワイヤーロープは秒速4メーターです。
ただ、リフトに腰掛ける搬器は、秒速0.5メーターでのんびりです。

あわてず楽に腰掛けて、いざ出発となりますが出だしが早い。
切り離されていたのが、グルグル回るワイヤーに合体するのです。

ビューンと挙がりだした初速の快感がこれまたたまらない。
これから滑るんだぞーって、やる気を起こさせえくれます。

しかし、このひらふスキー場にある最上部リフトは固定式でした。
もちろん、シングルリフトですと秒速2メーターちょっとが通常です。

ただ、この速度でも、初心者には早くて怖さがつのると思います。
まず、ヨチヨチ歩行のスキーヤーが順番に搭乗するとしましょう。

グーグルドライブはこちらから

先行したスキーヤーが乗れば、腰掛けるポジションへ移動します。
単なる平行移動なんですが、スキーのバタ足がおぼつかない。

このため、座る前にバランスを失くしてこけたりし始める。
しまいには、安全のため監視委員が緊急停止をしてしまうのです。

一方、リフトに乗っていた人こそ恐怖ですよ。
前へ行く惰性が結構ついているのに、椅子が急に動かないショックを受ける。

まるで、ブランコのように前へ後ろへゆらーんゆらーん、揺れるのでした。
これを面白いと思う人は、ベテランの余裕があります。

滑りたくてうずうずしているなら、ちぇっと舌打ちするひともいます。
しまいには、このド下手野郎とか、蛮声をあげたかもしれない。

そんなかんだんで、シングルリフトは初心者には鬼門です。
かなりハードルの高い乗り物だといえましょう。

しかも、ひらふのは、これに輪をかけて速いシングルなのです。
乗るときには注意するように、しつこく掲示されていました。

それでも、見ていたのですが、十人に一人は失敗してしまう。
そのたびに、監視員が停止釦をおすのでした。

北海道で、標高千メーター以上のコースは、寒いのなんのって。
待っている人も、乗っている人も、事態が解決されるのを待つだけです。

ニセコは、うれしいたのしい粉雪、しかも温泉のスキーリゾートですよ。
初心者がわんさか押し寄せて、ゴンドラ・クワッドで上部へ繰り出してきます。

そうなれば、有頂天で最上部まであがりたくなってしまう。
ただし、そこは地獄の一丁目の高速固定循環式なのでした。

とまあー、規模の大きいスキー場だけに思い出も多いわけです。
ほかに思い付きましたら、別の機会に譲ることにいたしましょう。

※おことわり
たぶんひらふスキー場の第七リフトだと思うのですが、間違っていたらご指摘ください。
お願いします。

昭和61年ころ

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2014年2月20日木曜日

奥座敷はすべりまくり - 朝里川温泉スキー場 (北海道・道央)

昭和61年1月1日滑走

よく奥座敷とたとえられる温泉があります。
都会の喧騒から離れて、温泉で疲れを癒す。

それが近場なら、手軽で便利なのはこの上ない。
家の離れにある、奥の座敷といったイメージなのでしょう。

こう言った温泉地は、各地にあります。
信州松本は浅間温泉、金沢は湯涌温泉。

仙台が秋保温泉なら、神戸は有馬温泉です。
この朝里川温泉ですが、小樽と札幌の近郊です。

ただ、札幌は定山渓温泉もあるので、本星は小樽でしょう。
小樽は、かつて北のウオール街と呼ばれていました。

ロシア貿易で賑わい、国際港としても活気がありました。
しかも、北海道の経済・金融の中心地でもあったのです。

だから、奥座敷は必要だったのだろうと思われます。
そんな立地に、この温泉はあったのでした。

さて、山間の温泉なら、冬場の行楽はまさにスキーでしょう。
温泉地にスキー場のセットは全国津々浦々見受けられます。

それで、楽しみの比重次第で行楽地の性格が変わるものです。
赤倉や蔵王は、冬はスキーがメッカになります。

他方、スキー場の規模がそれほどでもなければ温泉が勝るでしょう。
ですが、この朝里川温泉スキー場は、そこそこ均衡が取れております。

グーグルドライブはここから

スキー場もリフト四本で構成され、上級コースも備えられております。
そんな滑る楽しみのあるスキー場です。

自分は、かつて学生時代、小樽に下宿しておりました。
大学もそこにあり、ゼミに入っていれば、コンパと称する行事もあります。

勤め人なら、忘年会旅行みたいなもんです。
それで、この温泉に一泊旅行をした商大生も多かったと思います。

学生の中には、スキー持参の人もいたでしょう。
残念ながら、自分のゼミは、ここでコンパを設けませんでした。

でも、教授と一緒にスキー遠足はしたのです。
当時、担当教授は小樽天狗山スキー場のふもとに住んでおりました。

そんな、スキー絡みのゼミの思い出もあります。
姉も同じ大学でして、確か沼田ゼミのコンパは朝里川へ行ったと聞きました。


おまけ:
ナイターも楽しかったですよ。
昭和59年12月28日滑走


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2014年2月19日水曜日

第一第二はどうなった? - 赤城山第三スキー場 (群馬県)

平成15年3月1日滑走

第三というなら、第一・二はあるのでしょうか?
あるんですけど、第二は閉鎖されていました。

第一は、非常に小さくてスーエスカレーターしかないようです。
ちびっ子ゲレンデもあって区別されそりコースもありました。

しかも、”日本一小さいスキー場”すって。
うたい文句もすごいし、ある人は県のB級スポットと名づけていました。

なぜか、北国出身にはなつかしい。
雪っこ、風っこの児童にはぴったりの斜面ですなー。

そんな追憶の印象を受けつつ滑ってまいりました。
それでその隣にあるのが、第三スキー場です。

赤城ビジターセンターにすぐ隣接しております。
昔は、廃止されたロープウェーから2キロのダウンヒルが楽しめたとあります。

本当だったかどうかはわかりません。
ただ、この地域は昔からかなり高名だったようです。

新聞の積雪情報欄にも、必ず赤城山の名が見つかりました。
そのくせ、積雪量はいつも40センチなんですよ。

日本海側が大雪になった後でも、量は変わらない。
上州は空っ風が有名ですから、冬は乾いています。

まず、雪雲は上信越の山岳地帯にぶち当たります。
そこで、一気に降らしてしまうのでしょう。

続けて、軽くなった雲が赤城山にたどり着きます。
かなり高い山なのに、さらっと素通りしてしまうのかもしれません。

だから、積雪量がこの程度なんだと思いました。
当然、滑った日も雪が少ない。

かろうじてゲレンデ全体を雪が覆っています。
圧雪車も入っていなし、新雪でシュプールが描けました。

まあ、十度ちょっとの斜面だからテレンコ滑って終わりです。
後はビジターセンターの中を見学して終わりとしました。

このようなスキー場は、当然パンフレットなどありません。
だから滑った証拠はこのリフト券だけなんですね。

実は、昨日、パニくってこの記事が書けませんでした。
リフト券を一部紛失していたのが発覚しました。

スキーブームの去った今、パンフを用意していないところも多い。
ちょっと落ち込み気味で、そうなるとリフト券だけが滑走記念です。

ただ面白いパンフットも一部見つかりました。
紹介できるものは紹介しようと思います。

そんなブログ執筆活動です。


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2014年2月17日月曜日

首都圏から日帰り楽チン - 御坂スキー場(カムイみさかスキー場) (山梨県)

平成元年12月10日滑走

うたい文句は、首都圏から80分しかかからない。
インターを出たら10分で、そこはもうゲレンデだと言うのでした。

確かに、立地が山梨県ですから中央高速とは直結しています。
しかも、冬用タイヤの装備を気にせず出かけられます。

比較的雪の少ない内陸ですからノーマルタイヤでも何とかなります。
何かのときに、チェーンでも携行すれば鬼に金棒でしょうね。

グーグルドライブはここから

つまり、自然の雪が少ない土地柄なので、人工で補うと言うことです。
このスキー場も、しっかり人工雪でバーンがこしらえてありました。

こういった雪は、バーンがしまっていて硬いです。
天然の雪とは違って、つぶが単なるミクロンの氷粒です。

これを圧雪車でゲレンデ整備を行えば、表面はまだ何とか柔らかい。
でも、その層が薄く削れていくと、残るのはアイスバーンでした。

天然の雪ですと、多角形の複雑な結晶が作られます。
こういった雪を踏みしめると、結晶には隙間も残されます。

ミクロの単位の話ですが、雪はまだ弾力を残しています。
だから、滑走されてバーンが削られても、下の層には弾力を残します。

もっとも、寒暖のある頃だと、雪も融けて凍るのを繰り返すようになります。
こうなれば、どんなスキー場でもアイスバーンはできてしまいますね。

つまり、出かけるのに便利な分だけ、ゲレンデには制約もある分けです。
まあ、それを補ってもすべる楽しみが手近なのはありがたい。

グーグルドライブはここから

だから、このスキー場は後発なのに生き残りました。
後年、”カムイみさかスキー場”と改名もされましたが、健在です。

これに一役買ったのが、スノーボーダーなのかもしれません。
見ていると、スノーボードの滑走は雪質にこだわらない様な気もします。

しかも、スキーより装備がコンパクトで気軽に出かけられそうです。
手軽で機動性も高いメリットと、スキー場がマッチしたような印象ですよ。

でも、オープン当初のパンフレットはスキー一色でした。
スノーボードだって流行していたはずでしょう。

けれど、手堅くパンフにスキー場のイメージをまとめた言うことでしょうか。
まあ、それほど敏感ではなかったのかもしれません。

ということで、現在ではリフトも増設されて、それなりにすべる楽しみも増えました。
オープン初年は、なんとか間に合わせた感じですが、今は違います。

スキー場のホームページもしゃれたつくりになっています。
でも、リフト運行もコース状況もすべてが×印となっていました。

先週末、山梨県にメーター単位で降り積もった雪が災いしたはずです。
中央高速道も国道も、投稿している現在、依然として通行止めになっています。

人工雪のスキー場が、天然雪に振り回されてしまいました。
なんとも、なんとも、皮肉に思ってしまいました。


おまけ:
御坂スキー場パンフ(中2)
御坂スキー場パンフ(表4)
御坂スキー場駐車券


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2014年2月16日日曜日

出張中に滑ってみた - びわ湖バレイスキー場 (滋賀県)

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このスキー場は、滑走した自分史ではもっとも西に位置しています。
当時、道産子にとって、関西のスキーが具体的にイメージできませんでした。

でも、内地(本州)に就職して、多少西日本の事情には明るくなりました。
仕事柄、大阪支店の人とも交流があったからです。

当時、確か展示会の支援で一週間近く出張したはずです。
仕事の始まりが日曜でしたから、前日の土曜日に決行しました。

スキーウエア、手袋、帽子だけは持参してあります。
後は、スキーをレンタルで借りてしまおうと言うわけです。

ただ、ゲレンデガイドブックを参考にしたものの情報が少ない。
当時は、平成3年1991年ですからインターネットの普及前です。

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情報は出版物だけが頼りで、日帰りスキーツアーなんか皆目見当も付きません。
ただ、あちらで有名なスキー場なら、行き当たりばったりでも何とかなるだろう。

伊吹山とか函館山なら、京都からJRでいけるんじゃないのか。
そう思って、寝台急行「銀河」号に乗って、早朝、京都に降り立ちました。

駅の待合室で休みながら、スキーを担いで出かける人を探します。
次第にあせってきまして、湖西線のホームまで行ってしまいました。

すると、重武装の中年男性を一人見つけました。
問いかけると、この方はびわ湖バレイへ行くのだと話してくれました。

駅から、すぐ登頂ゴンドラに乗るだけで、そこはもうスキー場だというのです。
これは無理なく簡単にいけると判断しました。

それで、ご一緒させてほしいと頼み込んだわけです。
すると、この男性は道案内を快く買って出てくれました。

それで、滑ってきたんですよ。
初めて、西日本のスキー場体験となりました。

平成3年1月19日滑走

この登頂ゴンドラですが、搬機が卵形カプセルで四人がけです。
初期のゴンドラは、五竜とおみもそうでしたが、丸っこいデザインです。

中のスペースもさほどなく、ちょっと窮屈な思いをします。
乗り出して、8分後、標高千メーター以上の稜線まで登りました。

続けて山頂駅ですぐにスキーもレンタルできました。
ウエアに着替え、リフト券を買ったらゲレンデに飛び出します。

あれー、このスキー場、びわ湖とは反対側の谷へ滑り降りるんだ。
斜面が方向として北側になっているようです。

これで、日本海から吹き降ろす雪雲が見方になるのでしょう。
ただし、頂上部はガチガチの人口雪でした。

多分、稜線部は雪が風で吹き飛ばされるのかもしれません。
ガンタイプの降雪機で降らしまくっている気もしました。

と言うわけで、レンタルスキーも170センチとおチビさんです
いつも履く195センチとは違って滑走にやや不満が残りました。

それでも、琵琶湖が大きく見渡せたのですよ。
海の見えるゲレンデもある中、びわ湖と言う景色映えのするスキー場なのでした。


おまけ:
びわ湖バレイ・ゲレンデマップ(表)
びわ湖バレイ・ゲレンデマップ(裏)
びわ湖バレイ・パンフ中2
びわ湖バレイ・パンフ表4


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