2014年7月14日月曜日

晴天率80%なら残り20%でまともに雪が降るの? - 白樺湖ロイヤルヒルスキー場 (長野県)

平成元年1月15日滑走

白樺湖周辺のスキー場なら、集客の決まり文句です。
だから、晴天率が本当に八割なのかはよく分かりません。

まあ、アウトドアスポーツは、晴れてくれなきゃ困ります。
雪が降らずに滑られるのに、越したことはありませんから。

でも、残り20%でしっかり雪が降ってくれるのでしょうか。
曇りの日もあるだろうし、そんなに積もらないはずとも思います。

しかも、長野県南部に位置した内陸のゲレンデなのです。
気候区分も、太平洋側気候に属して冬は晴れる日が多い。

空気も乾燥しますので、雪の質もサラサラで握りにくいほど。
吹けば飛ぶような軽い雪だから、積もりにくいとは思うのです。

確かに、この地域のゲレンデ情報では雪の量が少ないようです。
今ならネットで確認できますが、滑った頃は新聞が重要でした。

スノーマシンで12月から安定営業

スポーツ欄のページに囲みの積雪情報記事が毎日出ます。
面白いのは、諏訪湖周辺は1メーターを超えるのがまれでした。

このスキー場も掲載されていましたが、せいぜい80センチ。
ただ、2月に入って関東地方に雪が降ると、変化が現れます。

なんと、突然1メーターを超えて積雪量が掲載されたりします。
これも、太平洋岸を北東へ進んだ低気圧がもたらした雪です。

グーグルドライブはこちらから

もし、山梨近辺でも大雪になっていたら高速道路の渋滞は必至。
週末のスキーとかち合おうものなら、到着だけで一苦労します。

こういう時、もう一週間延期していった方が無難かもしれません。
しかし、本当は80センチにするまでが大変で人造に近いのです。

せっせとスノーマシンを駆使して、毎日、夜中に降らせまくります。
一日がんばっても10センチほど、でもスキーヤーがエッジで削ってしまう。

なかなか立派なパンフです

なので、毎日せっせと人口雪をゲレンデに降り積もらせる必要がある。
周辺のスキー場なら、必ず人口降雪機は見かけられるはずです。

格好は、キャタピラーの搬機の上に円筒形のファンが乗せたもの。
先端には、細かい水の吹出口が取付けてあり空中へ噴霧します。

と言うわけで、晴天率80%の陰には、こんなからくりがあるわけです。
滑れないより、安手して滑られる日が続くのなら確実に儲けが出せる。

日銭商売の店構え、すなわちゲレンデのコンデション作りは、実に大切なのでした。


おまけ:クリックで拡大します
白樺湖ロイヤルヒルパンフ(折中)
白樺湖ロイヤルヒルパンフ(中左)
白樺湖ロイヤルヒルパンフ(中右)
白樺湖ロイヤルヒル一日券(裏)


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