2014年8月19日火曜日

やっぱ新幹線駅から滑って泊まって直結ロケーション - 軽井沢プリンスホテルスキー場 (長野県)

平成元年12月23日滑走

ここがオープンしてからはや四十周年を迎えたのはめでたい。
この一月には四十円でナイターリフト券が発売され盛況だったとか

ただ、できた当初の四十年前と現在では、いろいろな違いがみられます。
当初、鉄道は在来線だけだったし、高速も新幹線もできあがっていない。

かろうじて、碓井バイパスが開通していて車でも通行が楽になっていました。
こうして、スキーブームの始終を、ゲレンデは見つめてきたことになります。

今は、極端にスキー人口が減少してしまって最盛期とは比べるべくもない
平家物語にもありましたけど、栄枯盛衰、盛者必衰聖の理はあるでしょうか。

逆に、未だにスキーに心酔しているオタク中年としては、ラッキーなのです。
スキー場がガラ空きだし、スキー渋滞みたいな道路の混雑も減りました。

今ですと、長野新幹線ができてから通勤感覚で滑られるのがうれしいです。
朝起きて、会社行きたくないから詐病で有給とってスキーでも滑っちゃおう。

首都圏周辺に住んでいる人ならば、そんなことが現実にできてしまいます。
もっとも、埼玉県あたりにすんでいるのなら車で行く方が手軽でしょう。

自分が滑ったのは、スキーブームの渦中、シーズンはじめの十二月でした。
かれこれ、四半世紀まえですが、高速の上信越道は開通が後年です。

当然、一般道を走りましたが、碓井バイパスは渋滞がひどくてノロノロ運転。
回避したくて国道254号線を下仁田で折れて、県道43号線で北上しました。

周辺に目的地となるスキー場がないので、朝が早ければスイスイと走られます。
途中、上信越道の建設現場だった高架橋を抜けたりして興味を引きました

あの頃は、自分の懐具合からして高速道路を潤沢に使えませんでした。
インターを一つでも二つでも手前に降りて倹約して、走っていたのが懐かしい。

さて、軽井沢と言えば、かつてはスキーよりスケート競技の方が有名でした。
かの地は別荘地として開発されたのですが、冬は寒くて人も寄りつかない始末。

冬の間、客を呼ぶには、スポーツレジャーのテコ入れが必要になったようです。
それで、国土計画によってリンクが造成されたし、世界選手権も開かれました。

グーグルドライブはこちらから
裏面もごらんいただけます

ただ、その後、国土計画はウインタースポーツの軸足をスキーに移しております。
だから、四十年前、軽井沢プリンスホテルの真ん前にスキー場が開かれのです。

しかし、スケートが適した土地柄ですから、内陸の寒冷地で雪がすくない分けです。
積雪量をみても、安定したゲレンデコンデションを維持することは無理筋に近い。

このため、ゲレンデ全体を人工雪でこしらえるという、積極戦術に打って出ました。
さすが、金には困らなかった国土計画だけあって、まさに人造雪のゴールドバーン。

二基のアイスクラッシャーと百九十五基のスノーマシンまで配置された、物量攻勢。
うーんとうなってしまいますが、オープンからクローズまで雪不足の心配は無用です。

こうして、滑ってみると想像以上の規模で、周辺の山は雪もなく未だに青々としている。
すごく、白いバーンがふんどしみたいで異様にシュールな印象を受けたのですよ。

そんな、おしゃれなプリンスホテル付属のスキー場も、宿泊しないから単なるスロープ。
中でも、アベックを拒絶したような一キロ近い長さのシングルリフトが、あったのです。

グーグルドライブはこちらから
東京索道のパンフレット

東京索道さんの設置らしくパンフにもちゃんと紹介されていまして、今なら絶滅危惧種。
現在はペアに掛け替えられていますが、昔は長いシングルって珍しくありませんでした。

と言うわけで、周辺にはホテルに、3つのゴルフ場、ショッピングプラザもあります。
まさに、通年型の観光宿泊施設ですから、スキーは季節的なアトラクションでしかない。

どの季節に来たって楽しいのであろうし、まして本命は夏から秋の季節でしょう。
もし、スキーを考えるのなら安近短として割り切って楽しむのもよし、その割に規模もあるから満足できると思ったのでした。


おまけ:クリックで拡大します
軽井沢プリンス周辺地図
軽井沢プリンス・ゲレンデマップ2003
軽井沢プリンスショッピングプラザ


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3 件のコメント:

  1. 東京索道のパンフレット、、、初めてみました!
    まさか見られるとは思わず、感激です。
    もしよろしければ他のページもアップしていただけませんか?

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  2. 弱小ブログにコメントをありがとうございます。
    月山スキー場の投稿で、東索のキャリエース、安索のバンビーを紹介しています。
    次のURLをご訪問ください。
    https://alpine-ski-slope.blogspot.com/2015/08/blog-post_4.html

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  3. ありがとうございます。

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