2014年10月28日火曜日

自分なりのラリー走行みたいにドライブしたルートがきじるし - 戸隠スキー場(その一)(長野県)

平成3年2月23日滑走

どういうわけか、白馬方面で滑っていたのに、気まぐれで思い立って出かけました。
木曜日から八方・栂池高原と滑って、メチャ込みのゲレンデが嫌になったのです。

この日は週末の土曜日ですから、スキー客がなだれ込んでくるのは当たり前でしょう。
少しでも空いているゲレンデを探して、多少運転で時間が掛かっても仕方が無い。

こうして、宿の中でドライブマップとスキーガイドブックのにらめっこになりました。
宿は、木崎湖YHであの頃は、旅費の節約でよくユースに泊まっていたものでした。

ただ、最近はこうした宿泊施設が若人にどうも人気が無く、閉鎖される話が多いのです。
このユースはどうなったのかと少し不安になり、ググリましたが安泰でホッとしました。

今は白馬山麓レークサイドYHとしゃれた名前に変わったものの、場所はそのままです。
やはり、そばに仁科三湖があってスキー場も近いし観光地なのが、有利なのでしょう。

風呂は小さくとも温泉につかることも出来ましたし、いい思い出になったと思います。
さて、夜のミーティングも終わりましたので、就寝までルート探しに没頭しました。

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この戸隠スキー場ですが、選んだ理由は簡単で空いている噂を聞いていたからです。
この数年前、アクセスの良い戸隠バードラインが、がけ崩れで一部不通になりました。

このため、応急で迂回路が設けられたのですが、七曲(ななまがり)の険しい道です。
大型車の通行も不便をきたしたようで、雪道になれない人なら敬遠するはずでしょう。

こうして、長野市側から道路を使わずに、白馬方面から上がれないかと思案しました。
それで、ドライブマップを見ると、意外にも鬼無里村まで県道が通じている分けです。

こうなれば、単純に短く直線的に走ることだけを考え、先ずルート設定に没頭します。
ただ地図だけを見ると、標高差も何車線なのかもあまり分からず、不安になりました。

小川村より戸隠山

ドライブマップでは等高線など詳しく書かれておらず、山道だろうぐらいの判断ですよ。
とにかく午前中にたどり着けるんじゃないのか、そう考え、朝、ユースを後にしました。

まず、宿のある大町市から、道路は美麻村、小川村、鬼無里村を通り抜けていきます。
通過した村々も平成の大合併で主要都市に編入して、今は分かりづらくなりました。

初っ端から細めの県道を雪道で走りましたし、こりゃスリルがあると安易なものです。
実際に走って分かったのですが、行程で標高千メーター程の峠を二つ超えています。

こうして、小川村の最初の峠越えに差し掛かると、その時、小さなお寺に出会いました。
道なりに位置していて、雪も本降りになり屋根にはうっすらと雪が積もりだしています。

ちょっと車を止めて山門の中を覗き見しますと、奥に小ぶりな三重塔が建っていました。
しんしんと降る雪の中、このコントラストは絶妙でして思わず見とれてしまったのです。

今年、春に撮影した高山寺

それで、この寺の名前を確かめずにそこを後にしたのですが、ずうっと気がかりでした。
実のところ、今年、わざわざ四半世紀ぶりに寺を訪ねて、自分で確かめて来ました。

上さんと一緒の旅行でしたが、それは高山寺といい、長野県の県宝になっていました。
五月連休とはいえ、山桜が未だ咲きそろっていて、遅い春の景色が美しくもあります。

いや実に良かった、運転した頃の雪道を改めて思い返しつつ、話は未だ続きます。
この峠を超えて鬼無里村のふもへ降りたのですが、ここからまた峠越えになりました。

北アルプスの眺望の良い大望峠越えが控えていまして、車線も急に狭くなりだします。
1.5車線は未だマシで一車線しかない箇所もあって、これが主要県道かと思いました。

しかも、カーブも坂道もかなり急で、しかも圧雪路が延々と続いていて怖気づきました。
結局、帰りは長野方面から白馬方面へ抜けたのですが、怖くなったということでしょう。

というわけで、スキー場のことを書けずにドライブだけの話に終始してしまいました。
長野県は山間部の県道が多く、主要道路もくねくねいと狭い道路なのが事実です。

36号線という若い番号を過信したが故に起きた、ラリーみたいな道中ですが仕方ない。
実は、この一年後にスキー場のすばらしさもあってか、もう一度滑りに出かけましたので 、滑走した印象は次回までのお預けとして、こんな寄り道もあったなと感慨にふけるので した。


おまけ:
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注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)


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