2014年10月3日金曜日

今もって温泉場のスキ​ー場だと実感できるゲ​レンデのレトロ感覚 - 日光湯元温泉スキー 場 (その一) (栃木県)


平成2年3月18日滑走

実を言いますと、このスキー場の手前で、いつもの通り車中で野宿をいたしました。
マツダファミリアのハッチバック車に乗っていて、寝袋など諸々を積み込んでいました。

三月に入って寒さが多少は緩んだものの、早朝、起きたら凍えるほどの寒さです。
ここ奥日光は、最低気温でマイナス十度以下の日もあるようで寒気が堪えます

車のボディーもたんなる薄い鋼板で、冷めると中は外気温と同じになってしまいます。
ここ戦場ヶ原・光徳駐車場は車中泊では有名で、テレビ番組でも紹介されました。

自分史的には二十年以上も前でしたが、似たようなことをする人が増えたものです。
これも、食事や入浴など長時間に休憩して構わない道の駅があるからでしょう。

リフト券(裏面)
クリックでかく出してご覧ください

さて、ゲレンデはふもとですでに標高が千五百メーターもある高地のスキー場です。
リフトを登り詰めると最上部で千八百メーターに達して、天然の粉雪は折り紙つき。

最近のゲレンデマップでは、上級者コースが廃止されてでちょっと残念に思いました。
ただ、迂回するコースがあるらしく、乗る人も無くリフトが寂しげに運行されていました。

一方、緩斜面のコースは幅もあり滑りやすく、スキーヤーが集まっていたと思います。
温泉場はファミリー向けが適当でしょうし、腕試しの斜面は無用の長物でしかない。

さて、ここへ至るには標高をかなり登り詰めるのですが、意外に首都圏から近い。
カーナビ検索では、東北道・日光道を走り、三時間ちょっとの結果が出てきます。

一般道を走る距離が短くて済むのが理由ですが、冬場の運転には要注意です。
いろは坂を登りますし、中禅寺湖からはアイスバーンを覚悟しないといけません。

グーグルドライブはこちらから

スキー場の湯元温泉からは冬は行き止まりでも、夏場は群馬県へ抜けられます。
温泉場も平安時代初期に発見されて歴史があって、辺鄙な割りに栄えています。

日光国立公園の看板的なエリアですが、実際に冬に訪れる人が減るのは事実です。
もし、一年を通じて安定して観光客にきてもらえれば、経営だって安定するでしょう。

一方、冬は雪に恵まれていて、ウインタースポーツを取り込もうとしたのかもしれない。
きっと、こんな背景があって、スキー場が昭和31年にオープンされたのだと思うのです。

と言うわけで、このゲレンデは開いてから既に半世紀以上も経ったおじいちゃんです。
国立公園内のスロープですから、拡張だって簡単に許可されることは無いでしょう。

このままの規模で営業を続けざるを得ないでしょうし、典型的な温泉場のゲレンデイメージも残される分けですから、それがレトロで逆に斬新なのかもしれないとも思うのでした。
おまけ:
日光湯元駐車券
   

いいねと思ったら、二つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへ
にほんブログ村 スキースノボーブログ スキー場・スノボー場へ





0 件のコメント:

コメントを投稿