2015年5月24日日曜日

ボリウッドの有名な映画俳優も食べに来るらしい- 日本食レストラン”幸福” (番外編)

インド、ナビ・ムンバイ郊外

この五月を、三週間インドのムンバイで暮らしてきました。
連休は、志賀高原でスキーを楽しみましたが、休み明けですぐに出張です。

こうして、このブログの趣旨とは実に似つかわしくない、灼熱の土地におります。
唯一、定宿のホテルで宿泊日数が累積したおかげで、部屋が特別待遇でした。

宿泊費は同じですが、セミスイートみたいな部屋にグレードアップしてうれしい。
それぐらいが救いで、この地区には日本食のレストランが、未だ一軒もありません。

かろうじて、イタ飯、中華、マクドナルド、ケンタッキーがありますが、味付けも違う。
ホテルの朝飯だって、ご飯も中国風のおかゆだけがあるくらいで、洋食がメイン。

さすが英植民地の名残りで、コーヒー、トースト、オムレツ、ベーコンは普通でした。
残りは、地元インドのスタイルで、朝から辛いカレーも選べるという趣向が、すごい。

一方、隣のイノビット・ショッピングモールに、スターバックスがつい最近オープンです。
二年前に初めてポワイ地区にできたのですが、ナビムンバイへも進出してくれました。

本当に、二三日前のオープンだと思う

だんだん、欧米の系列が入ってきていますが、日本食はまだまだですなー。
大体、インド料理は、使うスパイスも、辛い味付けも、対極的にあるようなものです。

地元の人間にとっては、日本食の味覚など、辛くないし平板で物足りないだけらしい。
日本へ研修で呼んだインド人なんか、なんでも七味をぶっかけて食べておりました。

辛い味付けでないと食べた気がしないらしく、こうなると日本食はお呼びでないのか。
世界中の大都市では、意外に日本食のレストランは見つかりますが、ここは違う。

一千万人の住むアジアの大都会で、片手で数えるくらいしか店がないのですよ。
良く知られた店は、豪華なタージマハールホテルのWASABIというレストランです。

ただ、寿司が握り一個で、六百ルピー(千二百円)もするそうで、気安く行けません。
このため、これに代わって、KOUFUKU(幸福)と言うお店が手ごろで人気です。

自分は、二年前に既に見つけていたのですが、今回、運よく食事の機会を持ちました、
グーグルマップでも、”KOFUKU Mumbai”とタイプするだけで場所を特定してくれます。

川をはさんで東側のナビムンバイからは、車で一時間半ほど掛かるでしょうか。
往復の所要時間を考えますと、一日仕事になってしまい、出かけるとしたら休日です。


”幸福”の入り口、雑居ビルの二階

こうして、先週の土曜日に出かけたのですが、目的はカツどんを食べることでした。
海外の日本食レストランですと、天ぷら、トンカツ、照り焼きは当り外れがありません。

これは、自分の経験なのですが、ラーメン、そば、うどんは乾麺を使っていたりします。
このため、麺のゆで方が今一で、伸びていたり、麺自体もまずかったりするのです。

なので、油で揚げる日本料理ですと、世界中で好まれるようで、どこでもおいしい。
そして、値段の手ごろさを考えると、丼ものをオーダーするのがベストでしょうかね。

店に入って値段表を見たのですが、650ルピー(約千二百円)と高く感じました。
日本ですと、東京の首都圏にある富士そばなんか、これの半額で食べられます。

まあ、日本で食べるのと同じ味であれば、海外での食事なので、良しとしましょう。
こうして、オーダーして食べてみたのですが、大正解でして実においしかったです。

味噌汁のお味もグー

でも、酒の値段が高くて、日本酒はワンショットグラスで300ルピー(六百円)でした。
ワンショットって、お猪口一杯ですから、ここは地元産のビールがリーズナブルです。

味もおいしいので、キングフィッシャーと言う銘柄で乾杯することにいたしました。
と言うわけで、スキーとは全く関係のない日本食レストランの紹介記事になりました。

ところで、スキー場の食堂では、定番メニューにカツどんは余り無いかもしれません。
代わりに、カツカレーはあるんですけど、カレーの本場でカツカレーはいただけない。

まあ、日本から持参したインスタントラーメンをすするような始末でして、カレー味メインの生活から早く脱出して、帰国したら日本食を食べたいと懇願して来た状態も、この”幸福”のおかげで少しは緩和された気もしまして、次回の出張でも一度は食べに行かねばならないと、思うのでありました。



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