2016年6月16日木曜日

マッコウクジラにぶつからなくてよかったと思いつつ、伊豆大島でキャンプしたぜ - トウシキキャンプ場(伊豆大島・東京都)

トウシキキャンプ場の夕暮れ

伊豆七島も小笠原諸島も、日本の首都、東京都の所管なのですよ。
だから、島内を走っている自動車は、みんな品川ナンバーなのがシュール。

伊豆大島では、そんなことを、大島バスの路線便でも観光案内していました。
そして、島内の自動車も増えて、八千台を超えていますが、軽自動車が多い。

それに、やけにワンボックスカーが多いのですが、荷物を運ぶのに便利なのか。
潮風がきついので、防錆処理を特別に施すのだと、改めて、車内放送しました。

この案内が面白くて、伊豆大島にはカーフェリーが就航していないのだそうです。
だから、東海汽船の貨客船に積み込んで、運搬してくるのだとか言ってました。

なるほどなー、伊豆大島には夜行の客船とか、高速ジェット船しかありませんね。
横浜に住んでいると、電車で熱海まで出かけて、このジェット船に乗り換えます。

そこで、乗船前に思い出したのですが、高速船によく鯨がぶつかるってことをね。
キャンプを終えて帰宅してから、改めて調べましたが、この航路でもぶつかりました。

しかも、つい最近のことで、二月にマッコウクジラと衝突して、一時、漂流するほど。
伊豆近海は、黒潮のせいで、マッコウクジラやザトウクジラの通り道になっています。

ここ五年間で急激にクジラの絶対数も増え、船舶との衝突リスクが高まりました。
これまでは、韓国と北九州を結ぶ航路で頻繁に事故が起きていたと思います。

これ以外で思い出されるのが、ニュースキャスターの辛坊治郎さんらの遭難です。
彼の乗ったヨットが操船不能になり、その原因がクジラだっとのは、記憶に新しい。

元町港は、突き出た岸壁が一本だけ

ちょっと、心配にはなりましたが、出航してしまえば、スムーズかつスピーディー。
水上スキーみたいに、速度が増すと、船体が水上に浮揚しながら、進むのです。

こうして、小一時間で元町港に到着ですが、その間、うとうと眠ってしまいました。
それだけ、安定した航海だったのですが、事故さえ無ければ、便利でこの上ない。

一方、フェリー航路が伊豆七島にないのは、なぜなのかとも思ってしまいます。
まあ、大島に着いてバスに乗って分かったのは、二車線道路が発達していない。

海上の向こうへは利島も見えますが、緩やかとはいえ円錐形がはっきり見えます。
きっと、断崖が多くて、船着場にしても、一本堤防が沖へ伸びているだけだろう。

そんな場所では、船体の大きなカーフェリーなんか着桟するのも、難しいでしょう。
しかも、伊豆七島は、小さな島が多く、道路延長距離だって、たかが知れています。

結局、フェリーなんか就航させたって、車で走り回るほどの大きな島がないのだ。
ところが、北海道の天売、焼尻島では、しっかりフェリー船が就航しております。

大島からは利島がよく見える

だから、別な理由もありそうで、あるとしたら地元のバス会社への配慮でしょうか。
大島バスが運行していますが、よく調べると東海汽船の100%関連会社でした。

つまり、航路運営会社が、バス運営会社を兼ねるのなら、競合する車は運ばない。
だから、乗船客と貨物運搬だけに経営を特化させているのは、思わず納得でした。

というわけで、大島の火力発電所は、東京電力の大島出張所が管理していますが、管轄は銀座支店なのだそうで、ここまでくると、首都東京のお膝元ゆえに、何から何まで島の暮らしに配慮があるから、逆にカーフェリーなんか就航させていないのかもしれないと、思ったのでありました。


おまけ:
キャンプ場そばは、ダイビングや釣り場のスポット

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