2017年1月31日火曜日

エアチェックは今や死語となって、無理して造語をするとしたら、ようつべチェックなんだろうな - Youtube・デスクトップPC(そのほか)

アメリカでは、肩に担いで聞いたみたい


エアチェックは、英語のままで” Aircheck”ですが、FMチェックとも言っていました。
つまり、FMラジオ番組を録音して楽しむことですが、FM波は音質がいいからです。

AM波のラジオですと、音は雑音だらけのモノラルだし、他局の番組と混信もします。
だから、FMでステレオ放送の音楽番組を聴くのは、当時の若者には当り前でした。

気に入ったアーティストが番組で放送されると、カセットテープに録音しておくのです。
ラジカセは録音・再生が手軽ですから、当時の若者には日課みたいなものでした。

正式にはラジオカセットレコーダーといいますが、今の若者は使ってもいないでしょう。
要は、カセットテープの録音再生機に、ラジオチューナーを内蔵するオーディオ機器。

しかも、スピーカー付きなので、そのままに音楽鑑賞のできる便利なアイテムでした。
いわゆる、オールインワン型の製品になる分けで、現代に当てはめればスマホかな。

ただ、テープを再生する機構とスピーカーを内臓する分、図体はかなりかさばります。
とても、携行する代物ではありませんが、写真の通り肩に担いで聞いていたみたい。

このため、後年、カセットテープを再生するだけの小型なウオークマンも現れました。
ステレオイヤフォンで聞くのですが、機能的には携帯の先駆けとも言えるでしょうか。

こういった製品は、見かけるのが難しくなりましたが、家庭のどこかに眠っているはず。
半世紀の間に、身の回りのオーディオ機器化は、めまぐるしく進歩してしまいました。

こんな書籍が古書店に!

だから、エアチェックを書き出しても、これに関わる機器を説明しなければなりません。
しかも、今や家庭にはラジオのあることすら珍しくなり、番組を聴かないかもしれない。

電波の届きにくい家屋が増えたせいもありますが、なおさら説明が難しくなりました。
それで、当時は、FMの音楽番組をエアチェックで録音しても、合法で安上がりです。

カセットテープも音質が向上して、音的にも満足できましたので、CDは買いません。
FM情報誌も販売されて、それを参考にエアチェックすることが流行っていたものです。

一方、番組表で楽曲の編成を事前に告知しないような番組が、増え始めました。
電撃テレフォンジョッキーを中心とするリクエストでは、何がかかるか分かりません。

加えて、楽曲にディスクジョッキーの曲紹介をかぶせられては、たまったものじゃない。
その内、ネットで楽曲をダウンロードする方が便利になり、エアチェックは自然消滅。

まあ、多くのFM情報誌も、今世紀に入ってから、廃刊や休刊を余儀なくされました。
そんな世の移り変わりを見て来ましたが、自分には姿を変えたエアチェックがあります。

それは、ユーチューブでアップロードされた楽曲を、レコーディングすることなんだ。
はっきり言っておきますけど、音楽データをダウンロードする分けではありません。

ダウンロードもプロテクトの掛かったデータが多くなり、ここはアナログに頼ります。
つまり、パソコン二台を使い、ユーチューブを再生させながら、他方で録音する方式。

デジタルではなくて、楽曲の再生・録音をアナログに依存して行う方式なのですわ。
再生している間は、音楽を聞きながら録音していることになり、今も昔も変わらない。

だから、レトロなおじさんには、エアチェックでなくて”ようつべちぇっく”になるのです。
ただ、温故知新として、MP3ファイルで録音するので、スマホやタブレットでもOK。


イラスト上のソフトウエアをインストールしますが、ウインドウ10ではダメかと思います。
コントロールパネルのサウンド項目が、極端に省略されたのでレベル調整がしづらい。

ラインインとアウトの出力レベルを調整しながら、音を歪ませないように加減します。
なので、自分はバージョンアップをしなかったウインドウズ7で、録音を行っています。

というわけで、スキー旅行のドライブ中に再生する音楽ファイルをコレクション中です。
たとえば、女優の高岡早紀がアイドル歌手時代に残した”眠れる森の美女”は、かの加藤和彦が作曲した佳曲ですし、忌野清志朗が参加した音楽ユニット、HISではメンバーの演歌歌手・坂本冬美が歌った、”夜空の誓い”を清志朗さんとデュエットするのですが、こぶしの利いた歌い方が妙に印象的だったりして、これでスキー旅行で音楽を楽しめる幅も広まるものだと、この三連休で作業し続ける自分がいるのでした。


おまけ:
石川セリ「遠い海の記憶」もいいなあ。
 NHK少年ドラマシリーズ(原作:新田次郎)、「つぶやき岩の秘密」主題歌

四十代で彼岸に渡ってしまったのは、実に惜しいなあ。
 松原みき 「真夜中のドア -Stay with me-

こんな記事を書いている御仁もおりました
Youtubeの時代



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