2017年4月4日火曜日

日本一のメーカーだから、自分たちの設置実績は作品だってことかもしれない -  (全国各地、日本ケーブルの索道)

グーグルドライブはこちらから

これは、日本ケーブル㈱さんが送ってくれた”設置実績写真集”の一枚です。
もう、四半世紀も前のことですが、ていねいに手紙を書いて送ってもらいました。

会社案内や、リフトのパンフレットもありましたが、圧巻はこの写真集なのです。
ウインターシーズンは降雪の日が多いのが当然で、天気には恵まれないはずです。

ところが、これらの写真は、ピーカン照りの快晴を狙ったかのように、青空でした。
カメラマンも天気図とにらめっこして、千載一遇のチャンスを逃さなかったのでしょう。

実際、設備メーカーは、設置実績の記録を残すために写真を撮影するものです。
自分の勤務する会社でも、給油所の全景写真を担当者が撮影していました。

それで、ガソリンスタンドは、撮影するアングルに意外と邪魔な障害物があります。
電信柱やその電線、通行中の自動車とか、撮影時にどうしても入ってしまいます。

このため、きれいな写真が取れないせいか、普段は社員の撮影で済ませました。
もし、プロの写真家に依頼するなら、それはカタログに掲載する特別な場合です。

それで、このカメラマンが事務器メーカーのオカムラで専属的に仕事をしていました。
全国各地の設置納入先を訪問しては、施工後の実績を撮影する仕事です。

おそらく、営業マンが客先で実績を紹介するための営業資料にもなったのでしょう。
写真の第一印象は、消費者が購入する一般的な商品と違い、かなり重要です。

なぜなら、お客さんとの商談は、設計段階から始まり、投下資本も大きくなります。
しかも、同社は観光ビジネスのインフラを提供しており、デザインが大事なのでした。

こうして、いただいた写真集を見ると、スキー場の運営者は見とれるかもしれない。
競合メーカーは、国内に数社しかないとはいえ、シェアトップの企業ならではです。

それで、全てのカタログを紹介していきますので、グーグルドライブから訪問ください。
裏面も、複数ページの詳細もご覧いただけますので、設備内容が良く分かります。
 
         ① 安比高原
         ② 旭川カムイ
         ③ 白馬47
         ④ ハンターマウンテン
         ⑤ みやぎ蔵王えぼし
         ⑥ 札幌国際
  
というわけで、スキー場を訪ね歩く内に、リフトやゴンドラに興味も湧いて来ました。
こうして、行く先々で索道の施設に貼られた銘盤をチェックし始めるのも事実です。

日本ケーブル、安全索道皆、東京索道、大平索道、三菱重工、小島製作所など、これまで見かけてきた索道メーカーは、なるべく会社資料をもらうようにしてきましたが、集めてみると、やはり、シェアトップの日本ケーブルの写真集は、金のかけ方がかなり違うなと、思った次第なのでした。
      

おまけ:
   
         ① 固定式チェアリフト
         ② デタッチャブル・リフト
         ③ 単線式12人乗りゴンドラ



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