2017年9月24日日曜日

英語ではタイガーリリーって言うけど、花びらの点々が虎の縞模様に似ているから名づけられたんだって - オニユリ(幌延町・北海道/栄区・横浜市)

ふるさとの森森林公園キャンプ場にて

花壇は、アジサイ、オニユリ、オオハンゴンソウの取り合わせも美しく、撮影しました。
ブルー、オレンジ、イエローで咲き誇っておりまして、場所は北海道の幌延町です。

最北端の稚内市から南に位置した自治体ですが、夏でも冷涼な土地柄と言います。
朝起きてみると雨が強めに降っていたせいか、八月なのに二十度ぐらいで寒いほど。

昨年の夏休みは異常気象で、台風が三個も北海道で猛威を振るったので驚きました。
だって、北海道まで台風が北上して天候に影響を与えるのは、例年は九月以降です。

そして、驚きなのなキャンプ場が町の市街地にあって、目の前が住宅地なのでした。
特に、スーパーや銭湯へ歩こうと思えば歩けるほどに、街中キャンプが経験できます。

一方、町出身の書道家の美術館が隣接していて、静かでアカデミックな雰囲気です。
しかも、立ち並ぶ住宅は敷地がゆったりしていて、ガーデニングが美しいのでした。

それで、つい見とれてしまって撮影したのですが、このオニユリの印象は強烈です。
どんよりとした雨模様の天気だって、派手やかなオレンジの花は、惹きつけて離さない。

なので、この花に興味を持ってしまったのですが、今年になって近所で再会致しました。
それは、庭の園芸でオニユリを植えている家があり、塀を越えてまで咲いております。

その時、葉の付け根に黒いムカゴが育っていて、興味があって記事として投稿しました。
ただ、それがポロリと舗装した地面に落ちてしまい、少し可愛そうな気持ちになります。

どんなに繁殖しようとアスファルトじゃ、絶対に育つ分けも無く、ならば自分が親代わり。
いくつか拾ってきまして、それをベランダのプランターに撒いて、水掛けを始めました。

まあ、果物用の包装プラケースに、土を詰めた有り合わせの鉢でも何とかなりましょう。
それで、毎日の水掛けは欠かさずに、その結果、小さなムカゴから、先ず芽が出ました。

ムカゴや球根の場合、根が最初に生えるというのに、根が小さすぎて代わりに芽です。
しかも、徐々に二粒ほど葉っぱが伸びて、うれしくなって、別な鉢に植えかえました。

多分、小さなムカゴは養分が足りず、最初に葉を出して光合成をする気になのでしょう。
そんな風にも思いつつ、この小さいムカゴは、別に咲いていた植木鉢から採取したもの。

片や、塀を越えて咲く方のムカゴは、養分が良いのかすでに根を生やし始めています。
確かに、大きなムカゴは根を着実に土中で伸ばし続けていて、この点が大きく違うのだ。

植え替えて順調に育っております
大きなムカゴは根も立派です

つまり、オニユリにしても、サバイバル戦略がDNA上に書き残されているみたいです。
でなければ、サイズの大小に関係なく、地面に落ちたら根だけを伸ばそうとするはず。

ところが、そうではないと判明して、生存環境次第でムカゴも生き方を変えるのです。
というわけで、自宅のベランダは、植え替えてみた鉢が、所狭しと並んでしまいました。

その鉢だって、ヨーグルト450グラムや、お味噌750グラムの容器だったりして、それでも植え替えできないムカゴには、もうすぐ枯れそうなアサガオの鉢に植えて居候させることにして、決して滋養を蓄えるには大きなものではないのですが、ムカゴから育て初めて花が咲くまで二三年はかかるという、息の長く根気の要る子育てにチャレンジしてみようと決起する、自分がいるのでした。


写真を差し替えてみました


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