2017年10月3日火曜日

せせらぎ緑道は草刈でこざっぱりしましたが、散策ルートには秋が訪れて、花々はいっそう咲いております - 飯島市民の森(栄区・横浜市)

多分、ヤマノイモの苗だと思う

秋の季節に入る目前に、せせらぎ緑道の草刈り作業が行われてしまいました。
ムカゴのあるヤマイモ(自然薯)、自然に生えたナガイモなど、つる性植物は全滅。

早乙女花の種も取ろうと思っていたのに、金網フェンスはさっぱりときれいです。
跡形も無く、きれいに刈り払われて少し残念ですが、実は、彼らは不滅の植物。

地上部の枝葉が刈り払われても、地下茎はしぶとく生き残っていて芽を出します。
そこで、これを目当てに、このフェンスに沿った花壇へ、目を凝らして散策します。

すると、何のつるの種類かは分かりませんが、かわいい葉を出した芽を発見です。
これはラッキーと思って、掘り出して家に持ち帰って、育ててみることにしました。

ただ、こういった植物は、地上部に比べて根がかなり長くなっており、要注意だな。
幸い、土は適度に鋤き返されており、土もやわらかく、ぐっと手を入れてみました。

すると、根をかなり残して掘り出せたので、植え替えたとしても育ってくれるはず。
それで、家まで持ち帰って、きねんに写真を撮影しつつ、植え替えを実施しました。

見れば、少し太めの根っこは、もし自然薯ならば、イモになる部分かも知れません。
そう期待が膨らんできまして、毎日、育てよと声を掛けつつ、水をやっております。

さて、こういったつる植物は、里山の林道沿いや河川沿いの土手によく自生します。
やや湿った土壌を好むようで、条件次第では公園の植え込みでも生育するとか。

ならば、このせせらぎ緑道の花壇は、多少日当たりが良くないので、ぴったりです。
だから、夏を越して、フェンスにつるがびっしりと密生するのも、納得できてしまう。

そして、こぼれ落ちたムカゴや種が新芽をつけるのかも知れず、これが加わります。
こうして、秋に入れば、つる植物天国となりますが、最後は草刈で一巻の終わり。

そして、翌年また生えて来ての繰り返しで、根絶は無理そうでいたちごっこでしょう。
一方、市民の森の散策路には、季節に応じた植物や昆虫が暮らしておるのですよ。

ツリガネニンジン(結構かわいい花)
ツメクサとミズヒキ(一部の散策路に群生地がある)
ホトトギスも咲き出しました
シウカイドウもまだまだ開花中
ホタルガは結構見かけます
セミの抜け殻が残っていたりして
市民の森の北側にある果樹園(柿)
民家の庭で見るザクロ、秋だなあ

というわけで、飯島市民の森は、我が植物研究のフィールドとして、貴重なのでした。
ただ、クサギの花の結実を楽しみにしていたのに、草刈のせいで、ばっさり刈り取られてしまっていたのを発見したりすると、つる性植物に同じく、残念に思わずにはいられなくなりますが、来年はそれから逃れた花が実るかも知れず、それはそれで、来年の楽しみなるのだろうと思うのでした。


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