2018年4月1日日曜日

北朝鮮が、工業力で韓国に劣っていると感じ始めたのは、はるか昔の昭和56年、1981年頃だよ - 朝鮮民主主義人民共和国(仮想敵国)

懐かしい朝鮮画報

昔から、同じ民族なのに国家が分断されていた国は、幾つかありました。
韓国、北朝鮮、東西ドイツ、南北ベトナムなどは、おなじみに有名な国々。

既に統一を終えた国家もありますが、隣国の朝鮮半島は分断したままなんだ。
そして、背景はイデオロギーで国家樹立が成り立っているからと、思います。

つまり、二十世紀に入って、思想にかぶれた国家成立が盛んになりました。
簡単に言えば、資本主義、民主主義VS共産主義、社会主義の図式なのね。

まあ、世界中至る所で、為政者は民衆を味方につけるため、平等を訴えます。
今にしては、資本家対無産階級の構図はレトロですが、この対立軸が決め手。

だから、経済的に出遅れている民族は、共産とか社会主義に共鳴するのです。
ただ、ソビエトと欧米の冷戦構造は、このイデオロギーから覇権を競いました。

要するに、軍事的に経済的に同盟国を集めたいという権力志向の極みです。
多勢に無勢ですから、拒否権を発動しない限り、世界連合は多数決の原理。

一方、ソ連は拒否権を発動しまくり、世界中から批判された時もあったのね。
要するに、ヘゲモニーの行使ですが、この言葉は古風になってしまったなあ。

こうして、独立間もない国家は、この思想に染まった愚かな代弁者になります。
なので、抑圧と経済支配に悩む周辺国を開放したがる、代理戦争を始めました。

代理戦争のカリカチュア(風刺画)

これが、一番最初に起きたのが朝鮮戦争で、そのしこりは大きく残りました。
国際連合軍と中国・北朝鮮は、休戦協定を結んだままで、未だ戦争状態。

つまり、戦争が始まってから半世紀以上も経たままで、戦争は再開可能です。
そして、韓国は休戦協定を不服として、調印式すら出席しておりませんわ。

なので、韓国は当事者として扱われず、北朝鮮は常にアメリカと交渉します。
そんな緊張状態があるはずなのに、韓国人はそんなことすら知らない状況。

アンケートを取ったら、韓国の中高生の七割が朝鮮戦争の経緯を知りません。
この戦争では、ソ連の支援を受けた北朝鮮が韓国に侵攻したのがきっかけ。

それすら知らなくて、同じ民族だからと言って北朝鮮に共感を覚える人も多い。
要するに、無知だから、都合のいいことしか考えない民族なんだろうなあ。

となると、北朝鮮はタフネゴシエーターなので、韓国を手玉に取るはずだよ。
あわよくば、韓国の工業力経済力を吸収して、高麗連邦にしたいのでしょう。

なぜ、そんな妄想をしたか、それは朝鮮画報なるプロパガンダ雑誌のせいです。
学生時代のことなんですが、大学図書館で定期刊行物で陳列されていました。

多分、寄贈されていたのだと思いますが、韓国も対抗して雑誌を送りつけます。
確か「今日の韓国」だったと思いますが、とある記事に衝撃を受けてしまった。

何と国産車「ポニー」の発表記事で、自動車産業の立ち上がりに驚きました。
この業界が成立する意味は、一国の工業力が自立していることを意味します。

現代重工業「ポニー」(初期モデル)
北朝鮮の繊維工場

昭和56年、西暦で1981年の頃で、技術はみんな日本が与えたものでした。
まだ、うやうやしく、平身低頭して日本から技術を盗んでいた頃の話でしたよ。

あれから、どれだけ韓国が尊大になって、盗人まがいに技術を持ち去ったのか。
だから、自分はサムスン、LGと聞いただけで蕁麻疹が出るので絶対に買わない。

一方、北朝鮮はというと、繊維産業のビニロン生産倍増みたいな記事ばかり。
依然として、工業化の段階では、軽工業レベルに留まっている気もしました。

なので、あれ以降、両国の経済力の格差が広まって行ったんじゃないのかな。
つまり、北朝鮮が核開発に舵を切り替えた背景は、工業力の格差が出発点。

あの時点ですら、韓国の方が経済的に優位に立った印象を受けておりました。
そして、今となっては、北朝鮮は、韓国を収奪して国力を回復させたいはず。

言っとくけど、日本も片棒担がされて、ODAを奮発しては絶対にいけない。
というわけで、北朝鮮が犯罪者なのであって、拉致被害者の帰国は当たり前。

昔、社会党の土井たか子が、テレビ放送で北朝鮮は拉致をしていないと言い切った番組を思い出してしまいましたが、メディアの中には依然として危険なイデオロギー・スリーパーがいるのかも知れず、核開発を放棄したからと言って、平気で技術を剽窃するような民族だし、安倍首相には、だまされずに状況を客観的に分析して、朝鮮半島外交に望んでもらいたいと思うのでした。



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